神谷の家2 茨城県茨城町 K邸 2012
涸沼の南側高台の、林に囲まれた静かで自然豊かな環境にある、夫婦二人のすまいです。夏にエアコンを使わないことと、冬は暖かく過ごしたいというのがオーナーの希望です。
南北に縦長の土地に、コートを中心にリビングは南側(道路側)、寝室は北側、それをつなぐようにキッチンと水回りをレイアウトしたコの字プランを提案しました。プランの大きな特徴は、リビングとダイニングを仕切る大きな格子の引き戸を境に、パブリックな空間とプライベートな空間を分けたことです。引き戸は来客時にプライベートスペースを隠したり、冬には引戸を閉めて、暖められた空気を逃さない役目があります。
南側のリビングには、冬の日差しが部屋の奥まで差し込みます。夏は深い軒で日差しをカット、大きな開口からコートに風が通り抜け、涼しく過ごせます。リビング脇には奥様の趣味の裁縫室、窓からは林の緑が見渡せる、落ち着く空間です。
コートを挟んだ北側は寝室、バス、トイレ等をコンパクトにまとめ、ホテル感覚で暮らせるようにしました。北側にありますが、コートがあるので光と風が十分に入ります。また、道路からの視線もカットでき、プライバシーも守れます。冬はたっぷりの西日で部屋を暖め、夜の寒さを軽減しました。
キッチンは水回り、コートと短い動線でつなぎ、共働きで忙しい奥様の家事がラクになるよう工夫しました。キッチン脇のサービスヤードには、ゴミなどを一時的に置いておくとこもできます。
休日には中庭で、ご主人の好きなBBQで友人に料理を振る舞ったり、プライベートな空間で家族でゆったり過ごすことでしょう。
DATA
敷地面積 | 450.65㎡(136.34坪) |
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建築面積 | 124.76㎡(37.74坪) |
延床面積 | 109.89㎡(33.24坪) |
構 造 | 木造在来軸組工法 平屋建て |
屋 根 | ガルバリウム鋼板瓦棒葺き |
外 壁 | 硬質木片セメント板 ポリウレタン樹脂塗装 |
床 材 | |
壁 材 | |
天 井 |